- 性別:男性
- 年齢:47歳
- 住まい:新潟県上越市
- 家族構成:4人家族
- 間取り:一軒家、8畳間が6、キッチン、バス、トイレ、車庫、2階建
- 施工業者:工務店
目次
地元に定住するために新築を建てました!
転勤が一区切りつき、地元で定住できる状態になったため。当初は両親と同居する予定だったが、妻の意向や両親の考えを勘案し、両親宅の近くに土地を購入し、新築を建てることにしました。
見取り図を自分で作成し、地元の工務店にお願いして着工しました。当時流行りのソーラーパネルを使った自然に優しい木造住宅をコンセプトに建築を進めたことを覚えています。
最初はワクワクして楽しかったのですが、仕事をしながらだとなかなか打ち合わせや考える時間を取ることができずに思ったようには進められなかったことを記憶しています。
家の機能性まで考えていませんでした…
それまでに住んでいたマンションやアパートの間取りがどうしてもイメージに残ってしまい一軒家としての機能性を意識しなかったことが最大の失敗でした。
例えば、廊下ひとつとっても、無駄であるという発想で組み込みませんでした。
それぞれの部屋がドアや戸で仕切られ、必要に応じて開閉することで家全体が一つの空間になるように工夫したのですが、やはり仕切るべきところは仕切り、廊下のようなクッション空間を組み込むことが家全体のバランスを保つ上で非常に有効であることを全く無視してしまったことが悔やまれます。
その他、自分自身の老後のこと、両親の介護のこと、子ども達との同居等のこともしっかり考えられていなかったことが後悔となります。
失敗の原因は「準備不足」と「知識不足」
失敗した原因はとにかく準備不足にあります。若い頃の感覚や発想だけで進めてしまい、長期的な展望が全くなかったことが駄目であったと確信します。
工務店に関しても最初から自分の要望ありきで進めていたので、工務店さんの経験やノウハウに聞く耳を持たない状態でした。
両親や親戚、友人等からも色々な情報を集め、多様な角度から家を建てるということを考えるべきであったと思います。
それと、全体的に急いで着工に入ったのが駄目でした。ゆっくり時間をかけて、最低でも3年ぐらいの準備期間を持って臨むべきであったと思います。
機能性と将来性を配慮した家にするべきでした
間取りに関しては、部屋数よりも部屋の機能性をもっと考えるべきでした。
風の当たる箇所にはバス、トイレなどを配置し、日の当たる箇所には居間や団欒の場を配置し、廊下を隔てて空間的な区切りをつけた先に寝室を配置する等そこに住む、生活する意図を明確にして設定すべきであったと思います。
特に、両親や子どもとの将来的な同居を考えて、リフォームの余地を残した設計が必須であり、玄関と繋がる動線上でのスロープ等外回りの工夫にも配慮すべきでした。
情報収集し、人の意見をしっかり聞くこと!
とにかくしっかりとした準備時間を持つことです。とっても高い買い物をするので十分な情報収集としっかりとした準備が必須です。
具体的には周囲の人の意見をまずよくよく聴くことではないでしょうか。両親や友人、親戚など聴くことが可能な人には全て聴くぐらいの気持ちで行くと良いと思います。
次に完璧につくりあげてしまわないことです。不完全な部分をできるだけ多く残しておく方が良いと思います。
なぜなら、家を建てる頃の年齢ではなかなかイメージできないことが、そのあとの人生の中でたくさん生まれて来るからです。
どれだけしっかり考えても、想定できないことはたくさんあるはずです。その時々でベターな選択ができるように多少のゆとりを持って家づくりをして行くことがとっても大切なことだと思います。
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業者選びで大失敗!建築費を500万円も大損しました
知らないと大損する『注文住宅』の建築費用。
我が家は地元の工務店に新築をお願いしたのですが、そこでとんでもない事件が発生してしまいました…。
建築費用を500万円も大損していることが判明したのです(泣)